【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

――――のはずだった。


『あら、永ちゃん』


この声は―⋯⋯。

フロアの入口で僕を呼び止めたのは、松田さんだ。

彼女には僕が入社当時この本社にいた数年、同じグループでしごかれた恨⋯⋯いや恩がある。

とても厳しい彼女の異名は『オニ田』

真面目で純粋な来美は知らないだろうが、彼女が廊下を歩くだけで、大概の社員は震え上がる。
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