【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
『お疲れさまです、松田さん。お久しぶりですね』
『そうね――なんの用?』
彼女とこうやって対面するのは久々のはずなのだが、いきなり手厳しい。
本当なら進めたい足を止めた。
『加藤部長いますか⋯⋯?』
『いないわよ。出張。書類なら私にくれる?』
こ、ここで?
ドアに寄りかかり、なぜかじろじろ行動を観察されているようにも感じるが、差し出された手の上に仕方なく書類を乗せた。
計画は全てパーだ。
そこで、僕がフロアの様子を見ようと、身を屈めると、すかさず前に割り込まれた。
なんだ⋯⋯?