【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
そして
―――翌日の授賞式当日。
仕事を終えてすぐさま着替えた私は、美久ちゃんと共に、授賞式の行われるホテル内のイベントホール入口にいた。
毎年この日は、終業が16時と定められていて、18時半からの開会に間に合うように、会場に足を運ぶ流れとなっているのだ。
「⋯⋯真島先輩、心の準備はオーケーですか? ちゃんと自信もってくださいね」
「う、うん」
美久ちゃんの掛け声に、ドアから顔を覗かせていた私は表情を引き締め、背筋をぴんと伸ばした。
ダンスホールばりの広大なまばゆい会場。
荘厳でド派手なシャンデリアの数々。
所々並ぶ長テーブルには、ディティールにこだわった鮮やかで美しい料理たちが並んでいた。
すでに到着し、ドレスやオシャレなスーツに着飾った同僚たちは、ウェルカムドリンクを片手に開会を待っている。