【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

永斗さんにプロポーズをされるのは二度目。

ふと思い返すのは、変質者と間違えバッグで殴り飛ばしたあの日。

その後社長室でひたすら謝り、帰り際に腰砕けのキスをされたあと、なぜかプロポーズをされた。

それが一回目だった。

初対面でいきなりそんなこと言われたときは戸惑ったし、正直信じられなかった。


でも、今は違う。


『永遠に情熱的に』


そんな想いが込められたプレゼントと、変わらぬ真摯な深い愛。

なかなか勇気を出せなかった私をひたすら大きな包容力でつつみこみ、コンペにおいては表彰された私を自分のことのように喜んでくれた。

少しだけ強引だけど、とっても可愛らしくて、砂糖菓子よりも甘くて、私のことを困るくらい大切にしてくれる素敵な王子様。

『好き』という気持ちひとつで、誰もがここまでできるとは私は思わない。

そんな、手放しで私に愛を注いでくれる彼を、今度は私が幸せにしたいって、強く思う。


――考える時間なんて必要ない。
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