【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
そんな姿で指先にキスを落とした彼は、おとぎの国王子様にしか見えなかった。
私はお姫様なんかではないけど、例え永斗さんが本物の王子様だとしても、彼のとなりは誰にも譲りたくない。
自分の中に潜む独占欲に気づき、思わずふふっ、と笑いそうになったとき、
「指輪はあとでね」
「んっ」
ちゅっと唇を盗まれて、驚いて飛び上がる。
「⋯⋯あ、ありがとうございます。」
本当は、別に指輪なんて、いらない。
内心そう思ったけども、目の前でニコニコしている永斗さんを見たら、もらえる日を楽しみにすることにした。