【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―


「改めて、ワイン、飲みましょうか」


私たちのわだかまりも解け、そして大好きな人がプロポーズをしてくれた。


まさに人生を記念すべき日。

これはお祝いするしかない。


嬉しさを隠せない私は、永斗さんの膝からやっと降りて準備しようとしたら


「ワインはいらない」


ぐっとウエストに腕が回って、足をすくわれて、またもとの位置に戻されてしまった。


え?


すとん、と膝の上に戻されすっぽり腕に包まれると、じぃっと私を見下ろす2つのキラキラ輝く瞳。


この輝きを最後に見たのは、永斗さん家に泊まった夜。


ドキンと心臓が鳴る。


永斗さん⋯⋯


『お願い、僕を見て、名前⋯⋯呼んで』


最中の余裕のない声がよみがえり、思わず息を呑む。

あやしくて、ギラギラした“男”の目。
< 409 / 489 >

この作品をシェア

pagetop