【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「改めて、ワイン、飲みましょうか」
私たちのわだかまりも解け、そして大好きな人がプロポーズをしてくれた。
まさに人生を記念すべき日。
これはお祝いするしかない。
嬉しさを隠せない私は、永斗さんの膝からやっと降りて準備しようとしたら
「ワインはいらない」
ぐっとウエストに腕が回って、足をすくわれて、またもとの位置に戻されてしまった。
え?
すとん、と膝の上に戻されすっぽり腕に包まれると、じぃっと私を見下ろす2つのキラキラ輝く瞳。
この輝きを最後に見たのは、永斗さん家に泊まった夜。
ドキンと心臓が鳴る。
永斗さん⋯⋯
『お願い、僕を見て、名前⋯⋯呼んで』
最中の余裕のない声がよみがえり、思わず息を呑む。
あやしくて、ギラギラした“男”の目。