【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「何が欲しいかわかるよね?」
ドクン、ドクン。
心臓が、壊れそうに走り回る。
欲に濡れた瞳から目が話せなくて。
むき出しの腕に触れる熱い手を感じる。
わかるよ。
私も同じ気持ち⋯⋯だから。
視線で答え合わせをした私たちは、そのままソファの上にもつれるように倒れ込む。
「髪⋯⋯ツルツルでいい香りする⋯⋯」
トリートメント効果抜群の髪に、永斗さんの長い指先がクルクルと巻ついて。
もう一方の指先は器用にワンピースを肩から落として、それから自分のシャツのボタンをといてくゆく。
シュルシュルという衣擦れの音がやけに響いて、
ストン⋯⋯と、ソファの下に落とされる音もする。
はじめてはこの前終えたはずなのに⋯⋯
ドクドク心臓が波打って、今にも壊れそう。