【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「え⋯⋯なにこれ」
左手の薬指に、気後れするくらい美しい指輪がはめられていることに気づいた。
ダイヤモンドが一周散りばめられた、エタニティリングが繊細な輝きを放っている。
これって、見るからに⋯⋯!
緩くまとわりつく腕の中でくるりと後ろを向いた私は、気持ちよく寝ている永斗さんの肩を揺すった。
「え、永斗さん。これ! これ!」
何度かゆすっていると、横に流れるブロンドの髪の隙間から、うっすらと碧い瞳が開く。
「ん⋯⋯来美起きたの?」
スッと通った鼻筋に髪がこぼれて。
フサフサの睫毛が伏せがちの瞳を隠す。
そして、声は掠れててすごくセクシーなのに、舌っ足らず。
か、可愛い⋯⋯!
天使かと思えた。