【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
永斗さんはゆっくり私に手を伸ばし、頭に触れるとそのまま髪を後ろへ流すように撫でる。
「⋯⋯もう少し一緒に寝よ? まだ目が開かないよ⋯⋯」
永斗さんは目を閉じたまま、甘えるように背中に腕を回して引き寄せると、するりと足を絡ませた。
一瞬、『寝不足は誰のせい⋯⋯』とも言いたくなったけど。
無防備に甘えてくる姿が可愛いくて
さらには、ギューって抱きしめられると全身がぴったりと触れ、ドキドキして言葉を飲み込んでしまった。
顔をあげると、永斗さんはすでに抱き寄せた私の髪に頬を寄せて眠っていた。
海外や国内を行き来する日頃の激務を考えれば、ほんの数時間の睡眠じゃ、疲労はとれないよね。
忙しい中こうして会う時間を設けてくれた事に、感謝がつのり、腕にそっと触れると
エンゲージリングが、カーテンの隙間から入る朝日に反射して、キラキラ煌めく。
「永斗さん、ありがとう」
たまらない気持ちになった私は、永斗さんの背中に手を回してギュっと抱きに締めて胸に頬をすり寄せた。
大好き。