【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
すると、少しだけ身じろぎをした永斗さんは


「⋯⋯ふふっ」


微睡みながらも笑みをこぼした。


「すみません⋯⋯寝るっていったのに」

「ううん⋯⋯最高の誕生日プレゼントだなと思って」

「え?」


今――なんて?

言葉の意味を理解しようとしていると、永斗さんはとろんとした顔でベッドに肘をついて。

顔と身体を近づけてきて


「あの――」


開こうとした私の唇にぱくりと食らいついて、ゆっくりと味わうように食む。

まだ眠そうな永斗さんの動きはじれったいくらいゆっくりで、でもそれがいっそう私を夢中にさせる。

もっと欲しくなるというか

一気に流されそうになるんだけど⋯⋯


ちょっと、待って欲しい。


とても大切な情報が聞こえたような気がする⋯⋯。


「んっ、えいとさん⋯⋯」

「ん?」


キスをしながら呼びかけると、力の抜けた返事が返ってくる。

言葉を紡ごうとした口内は一気に永斗さんの滑らかな舌に支配されてそうになって、

このままじゃ、疑問を帳消しにされるという危険フラグを感じた私は、その胸をやんわり押して引き離した。
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