【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

「もっと早く教えてもらえないと困ります⋯⋯」

「なんで?」


純粋に疑問に思うような声が耳に届いて、上目遣いでちらりと永斗さんを見あげる。


「⋯⋯お祝いしたいですから」


なんならプレゼントだって、渡したいよ。


「昨日一緒にワイン飲んだよ?」

「あれは、私のお祝いだとか言ってたじゃないですか。ちゃんとやらなきゃダメですよ」


枕に埋もれながらボソボソ文句言ってると、ポンポンと頭が撫でられる。

ほら、まただ。

ほんとこの人は、私を甘やかしすぎ。


「永斗さんはいつも私ばっかりです。こういうときくらいはお祝いさせてください⋯⋯。永斗さんが生まれた特別な日なんですから」

「ありがとう。でも、プレゼントはこれでいいの」
< 423 / 489 >

この作品をシェア

pagetop