【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「もっと早く教えてもらえないと困ります⋯⋯」
「なんで?」
純粋に疑問に思うような声が耳に届いて、上目遣いでちらりと永斗さんを見あげる。
「⋯⋯お祝いしたいですから」
なんならプレゼントだって、渡したいよ。
「昨日一緒にワイン飲んだよ?」
「あれは、私のお祝いだとか言ってたじゃないですか。ちゃんとやらなきゃダメですよ」
枕に埋もれながらボソボソ文句言ってると、ポンポンと頭が撫でられる。
ほら、まただ。
ほんとこの人は、私を甘やかしすぎ。
「永斗さんはいつも私ばっかりです。こういうときくらいはお祝いさせてください⋯⋯。永斗さんが生まれた特別な日なんですから」
「ありがとう。でも、プレゼントはこれでいいの」