【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

紳士ブランドのショップ袋。

私のものではないことは明らかだし。

こんなにコソコソしていたら、誰に当てたモノなのかもすぐに想像つく。

本当なら向こうの部屋でくつろいでいるところ渡そうと思っていたけど、永斗さんの現れたタイミングが悪かった。

サプライズがちょっとズレてしまったけど、諦めるしかない。


「遅れてしましたが、誕生日おめでとうございます。永斗さん」


そっと差し出すと


「え、僕にだったの?」


予想していなかったのか、キラキラした瞳が驚いたように私を見下ろしていた。

思わず笑いがこぼれる。


「永斗さん以外にプレゼントする人⋯⋯いませんよ」


出張の間に購入した誕生日プレゼント。

他に受け取ってほしい人なんているわけない。


「ありがとう。開けてもいい?」

「もちろんです」


ベッドに腰をおろして、ひとつひとつに丁寧に開封していく永斗さん。

その様子を、少しドキドキしながら見守った。

気に入ってもらえるだろうか。

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