【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―



そして、2日後。

両実家に挨拶へ行く日がやってきた。



「――どうかな? 似合う?」


あの夜で疲労を吹き飛ばした永斗さんは、リビングで待っていた私のもとに、ニコニコしながらやってきた。

白シャツ姿で、夏用のブラックスーツの上着を手にして。

首元には、一昨日私がプレゼントした、ブラウンのドット柄のネクタイ。


「すごく似合ってます。素敵です!」


思わず立ち上がりそうになった。

いつもは割と華やかななネクタイをしてる永斗さんだけど、やっぱりシンプルなのも似合う!

ドット柄というのも少し遊び心があって、美しい彼をキュートにも見せていて

自分でプレゼントしたのに言うのも何だけど、最高だ。

うんうん!と頷いていると


「くるみも、そのワンピースすごく似合ってる。」


新品のワンピースに身をつつむ私を褒めるのも、彼は忘れない。

リップサービスだとしても、好きな人に言われたら気分は自然と上がるもの。
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