【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「おお、やっときたか」
「待ってたわよ」
ひとり掛け用ソファーがテーブルを隔てて2つずつ並び、入口から見た奥2つに並んで腰をおろしていた、お父様とお母様が立ち上がる。
漆鷲フーズ前社長であり、長身で艷やかな黒髪と、彫りの深い顔立ちが特徴的なお父様。
長い髪を緩くひとつにまとめた、永斗さんに瓜二つの美しい少女のようなお母様。
こちらまでやってきてくれたふたりは、挨拶と握手を交わしてくれた。
「真島さん、よく来てくれたね」
「子うさぎみたいに可愛らしい子ね。ゆっくりしていって。」
「あ、ありがとうございます」
よ、良かった⋯⋯。
受け入れてもらえて。
ふふっと無邪気に笑うお母様。
そして、子うさぎだなんて言い出したお母様を受けて、永斗さんは外見だけではなく、中身もお母様譲りなのかもしれない。
なんて思ってしまった。