【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
そんなふうに和気あいあいとした雰囲気が、30分ほど続いた頃。
永斗さんは、式や披露宴についての確認事項をごいくつかしてくれた。
じっと隣で聞いていても、よくわからない会話も多数あったけど。
経営者だからといって、自由気ままに、というわけにもいかないみたいだ。
まだ自分が式を挙げるだなんて実感が沸かないやぁ⋯⋯
「今から楽しみだわ」
お母様はうっとりと両手を合わせてニコニコしていた。
お父様は、それまでの話に付け足すように
「式の時期については一番忙しいじーさんにも念の為相談したほうがいい。
二人の事を誰よりも楽しみにしているからね」
そう嬉しい助言をしてくれた。
「「ありがとう」ございます」
私たちは、ふふっと顔を見合わせてほころばせる。
それからお母様の手作りのお菓子を頂いたり、
二人から永斗さんの子供の頃の
やんちゃっぷりや
甘えん坊っぷりをたっぷりと聞いたあと―⋯