【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

彼女に恋して、その心に触れたくて走り回った3ヶ月。

自己評価が低く、ひたすら自分に自信がなかった来美。

仕事への意欲はあるくせに、プライベートは非常に奥手な彼女へ『コンペ』という餌をぶら下げて必死に食らいついた。

食事や勉強会を重ねて、近づく心に舞い上がり

そして、逃げ出した彼女を追いかけた雨の夜、ようやく彼女の本音を聞くことが出来た。

特別なことは、なにもしていない。

僕はただ、偽りのない自身の想いと、愛してると伝えただけだ。


しかし、彼女は変わった。


それは紛れもなく自分の力で立ち上がったもので、自身の力で美しく輝きを放ちはじめた。


来美は知らないだろうが、現在の君は社内で

『王子様に見初められ、美しく花開いた――幸運のシンデレラ』

と言われている。



見初めた⋯⋯


いや、それは違う。


彼女に見初めてもらうために、なりふり構わず必死になったのは僕だ。



そして、今だって―――


「ねぇ、もう少しキスしたい⋯⋯」

「甘えてももうだめです」

「ちぇ」


君のことしか見えなくて

君の全てに、僕の心が一喜一憂するんだ。


「でも、永斗さん。とってもいい報告があるんです」

「なに?」

「それはですね―――――⋯⋯」



今日も明日も明後日も

毎日、君に恋をして――――君に求愛する。



―END―


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