【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

うちの会社の商品開発チームは、5名程のグループに別れて業務に携わることを主としている。

それを私たちは“グループワーク”と呼んでいて、従来からある商品を“改善”したり、上層部から降りてきた新製品の“開発”にあたるのだ。

そこで、主任の園部をリーダーとした、私と美久ちゃん、その同期の緑川くん、そして新入社員の横山くんを含めた5人のグループは、現在、人気商品“ふりかけ”の改善を任されている。

それは、会社の創立60周年記念を兼ねての、一大イベントのようで、とても注目度は高い。

期間が短いため、許可が降りしだい、試験や試作品の工程に移らなければ間に合わないと言っていたにも関わらず、“原料”の購入を仕切る“商品管理チーム”から、『コスト高』を指摘されて、ついさっき、突き返された。ということだ。

人気商品ということもあり、あまり味を変えることも出来ず、変更できる原料も限られる。
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