【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「仕事で、ちょっとトラブルがあって過去の資料を探してました⋯⋯」
後ろの園部が代わりに答えてくれた。
「だからホコリまみれなのか。良かったら力になるよ」
園部に笑顔で返した社長は、硬直する私の髪に乗っていたホコリを払い、それから長い指先で整えるように髪を梳いた。
ビリビリっと触れた場所が熱を持ちそうになり、私は必死に意識を反らして、赤くなるのを堪えた。
まさか、こんなことになるなんて―――