【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
電話番号と、どこかの所在地だと思う。
異国の風貌からは想像できないような、とても綺麗な文字が綴られている。
そして、書き終えたメモをはがすと私の前に差し出す。
「君たちが探していた原料と企業の情報。
数年前に、僕が海外支社から取り寄せているから、まだ製品としても存在している。この先はグループで話し合うといい」
漆鷲社長は穏やかな表情で席を立ち、受け取ったメモを眺めていた私と園部も慌てて立ち上がった。
「――ありがとうございます」