【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「君を想って選んだんだけど⋯⋯お気に召してくれたかな?」
少し伺うような表情を見せてから、鏡越しに微笑む。
いつもふんわり顔を包むプラチナのブロンドヘアーは、両脇とトップが後ろへ流されていて、甘いマスクが惜しみなくさらけ出されている。
まるでオリュンポスの十二神に出てくる、神様みたい⋯⋯
「はい、ありがとうございます。衣装お借りします」
鏡越しにしっかり頭を下げると、
「え? いや、返されたら傷つくな⋯⋯」
「――?」
理解しきれない私を見て、漆鷲社長は困ったように言う。
「これは、君のために用意したプレゼンだから、これからも身につけてくれたら嬉しいな」
「え⋯⋯?!」
私は眼球が飛び出るくらいの衝撃を受けた。