君に恋するのはいけないけれど。
奈緒は、私達のこと知っている。無理しないようにいつも支えてくれるんだ。
蒼が記憶喪失になった理由
その時、二人は同じクラスで付き合っていることは学校中で有名だった。蒼は、笑顔が素敵な人だった。祭りも行った。
卒業式だった。下校が早くて一緒に二人で映画見に行くことになったんだ。凄いワクワクしていて気付かなかった。
前の方でナイフを持った男が人を次々にさしていってることに。
叫び声が聞こえたんだ。その方を向いて前を見たらナイフを持った男が私達がいる方に凄い速さで走ってきた。怖くて足が震えた。
目の前に来た時は刺されるって思ったんだ。怖くて動けなかった。ナイフを持った男が私に向かってナイフをおろしてきた。
刺された。って思って目をつぶったら蒼の声が聞こえたんだ。
「ごめんな。美怜。」