行き着く先は・・

••正樹と悠人


日本に着くと
ひかりが飛び付いてきた。

心配かけたのがわかって
私もひかりを抱き締めた。

母は、バタバタとしているようで
今日は、ひかりの家に泊まる。

紹介記事も東さんに
お休みをもらっていて
花に専念したいから
紹介記事は、お休みとした。

辞めるつもりでいたが
東さんの頼みで休みにした。
無理言って始めたから
東さんの役にたちたかった。

母とは、電話で話した

修吾さんが« お父さん »と
呼ばれて凄く喜んでいた
と、お礼を言われた。

娘になるのだから
当たり前なんだが·····


ひかりには、全てを話した。

ひかりもイタリアへ
と、言ったが
遊びにおいでと話した。

日本に戻って
五日目に
正樹から告白をした彼女と
結婚すると報告がきた。

私は、母にお願いして
小さなブーケを
バラと欄で作らせてもらった。
願い⇒正樹の幸せを願う。

正樹と待ち合わせをして
その店にいく。

正樹は、とても喜んでくれて
「結婚おめでとう。幸せになってね。」
と、言うと
「ありがとう。まさか希空に
お祝いの言葉を言って貰えるとは
思っていなかった。」
と、言われ
「希空は、イタリアに永住?」
と、訊かれたから
「うん。母もイタリアだし。」
と、話して正樹と店をでた。

正樹と店をでてから
最寄りの駅まで歩いていると
酔った?男性とぶつかり
「すみません。」
と、言うと
「···の····あ···?···」
と、言われて
男性を見ると
はる···と····さん·····?

正樹は、相手が酔っているし
希空がおかしかったので
希空と男性の間に入る

あっ、こいつと気づいた正樹は、
「希空、行こう」
と、正樹に手を引かれ
「あっ、うん。」
と、言うと
「いいから、君は帰れ。
俺は、希空と飲むから」
と、反対の腕を悠人さんに握られた
その強さに、顔が歪む
「あんた、希空を傷つけたくせに
何を言ってるんだ。」
と、正樹が悠人さんが掴んでいる
手を離そうとするが
酔っているからか
悠人さんの力が強く離れず
「いいんだよ。希空とは
婚約までしていたのだから
少しぐらい飲んでもバチは当たらない
だろう。」
と、訳のわからない事を言う悠人さんに
「止めろよ。希空が痛そうだ。
      離せよ。」と、正樹
私も
「離して下さい。」
と、言うが聞き入れられない

回りの人達も、なんなんだ?
と、行った感じだが
遠巻きに過ぎて行く。

私も正樹に悪いと思い
「正樹、大丈夫だから
帰って。彼女待っているでしょ?」
と、言うと
「バカっ、ほって帰れるか!」
と、言われて
ああ、こんな正義感が強くて
優しい正樹が好きだったんだ
と、思っていると······
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