結婚から始めましょう。
「どこから話せばいいのか……
いや、まずは一番伝えたいことから」
そう言いながら、私の手を優しく握り直した。
「僕が桃香に結婚を申し込んだのは、桃香を愛しているからだよ」
まるで信じて欲しいと訴えるように、蓮はしっかりと目を合わせてくる。
「知り合ってからの時間とか、そんなこと関係ない。初めて桃香を見かけた時、一目惚れしたんだ。桃香のことを知れば知るほど、どんどん好きになっていくばかりで、それは今でも同じだ」
嬉しい。
素直にそう思ったら、じわりと涙が滲んだ。その涙の意味がさっきとは違うことに気付いているのか、蓮は目を細めて優しく拭ってくれる。
「真人さんの言ったことだけど、僕の桃香に対する想いとか結婚した理由はまるでデタラメだけど、本当のこともある」
少しだけ辛そうな表情になった蓮を見て、無意識のうちに彼の手を握った。
「僕の母と父の結婚は、一部の親族から良く思われていない。それまで政略結婚があたりまえだった人達だから、グループの為にならない2人の結婚は、好意的に受け入れられなかった」
蓮が理想だと言った2人の結婚が、実は親族から受け入れられていなかった。改めて聞かされた事実に、胸が痛んだ。あんなに素敵なご両親なのに……
「幸太郎さんも、反対したの?」
思わず尋ねた私に、蓮は小さく微笑んで首を横に振った。
いや、まずは一番伝えたいことから」
そう言いながら、私の手を優しく握り直した。
「僕が桃香に結婚を申し込んだのは、桃香を愛しているからだよ」
まるで信じて欲しいと訴えるように、蓮はしっかりと目を合わせてくる。
「知り合ってからの時間とか、そんなこと関係ない。初めて桃香を見かけた時、一目惚れしたんだ。桃香のことを知れば知るほど、どんどん好きになっていくばかりで、それは今でも同じだ」
嬉しい。
素直にそう思ったら、じわりと涙が滲んだ。その涙の意味がさっきとは違うことに気付いているのか、蓮は目を細めて優しく拭ってくれる。
「真人さんの言ったことだけど、僕の桃香に対する想いとか結婚した理由はまるでデタラメだけど、本当のこともある」
少しだけ辛そうな表情になった蓮を見て、無意識のうちに彼の手を握った。
「僕の母と父の結婚は、一部の親族から良く思われていない。それまで政略結婚があたりまえだった人達だから、グループの為にならない2人の結婚は、好意的に受け入れられなかった」
蓮が理想だと言った2人の結婚が、実は親族から受け入れられていなかった。改めて聞かされた事実に、胸が痛んだ。あんなに素敵なご両親なのに……
「幸太郎さんも、反対したの?」
思わず尋ねた私に、蓮は小さく微笑んで首を横に振った。