結婚から始めましょう。
「ありがとう。
桃香と一緒にいて、君の気持ちもだんだん僕に向いてきていると実感するたび、嬉しくてたまらなくなるんだ。桃香の為だったらなんだってしてやりたいし、できるものならこの腕の中にずっと閉じ込めておきたいと思うほど、僕の想いも強くなるばかり」
そこまで話して一息つくと、蓮はその瞳に後悔の色を滲ませた。
「ここのところ、桃香が何かに悩んでいたことは、なんとなく気が付いていた。それなのに……桃香自身が話したくなるのを待とうと、悠長なことを思っているうちに、こんなにも桃香を追い詰めていたなんて……
ここまでが強引過ぎたから、桃香の意思を尊重しようって思ってたんだ……それが、僕のせいで……」
「違うの」
苦しげに顔を歪める蓮を見ていると、私まで苦しくなってきて、思わず声を上げていた。
「蓮さんは何も悪くない」
「ありがとう、桃香。それでもやっぱり、僕の身内や部下がしでかしたことだ。僕にも非がある。
黒田から聞いて、真人さんとも話をした。2人は随分ひどい言葉で桃香を傷付けたと知って、怒りでどうにかなりそうだった。
でも、冷静になってみれば、真人さんの気持ちも理解できる部分があった」
怒り、憐み、哀しみと、気持ちに整理がつかないのか、蓮は複雑な顔をしている。
桃香と一緒にいて、君の気持ちもだんだん僕に向いてきていると実感するたび、嬉しくてたまらなくなるんだ。桃香の為だったらなんだってしてやりたいし、できるものならこの腕の中にずっと閉じ込めておきたいと思うほど、僕の想いも強くなるばかり」
そこまで話して一息つくと、蓮はその瞳に後悔の色を滲ませた。
「ここのところ、桃香が何かに悩んでいたことは、なんとなく気が付いていた。それなのに……桃香自身が話したくなるのを待とうと、悠長なことを思っているうちに、こんなにも桃香を追い詰めていたなんて……
ここまでが強引過ぎたから、桃香の意思を尊重しようって思ってたんだ……それが、僕のせいで……」
「違うの」
苦しげに顔を歪める蓮を見ていると、私まで苦しくなってきて、思わず声を上げていた。
「蓮さんは何も悪くない」
「ありがとう、桃香。それでもやっぱり、僕の身内や部下がしでかしたことだ。僕にも非がある。
黒田から聞いて、真人さんとも話をした。2人は随分ひどい言葉で桃香を傷付けたと知って、怒りでどうにかなりそうだった。
でも、冷静になってみれば、真人さんの気持ちも理解できる部分があった」
怒り、憐み、哀しみと、気持ちに整理がつかないのか、蓮は複雑な顔をしている。