結婚から始めましょう。
「それから年収ね」

「そんな横暴なことは言えないよ。私もこうして働いているんだから、平均的な数字でいいからね」

「そう?まあ、高ければ高いほどいいんだけど」

ぶつぶつ言いながら、時折私への質問を挟んで書類をうめていく。
出来上がったものは、私の希望というよりも華子の願望な気がするけど、これ以上追い込まれてもたまらないから黙っておこう。

こうして、あれよあれよという間に私の登録が完了してしまった。

「じゃあ、桃ちゃん。良い方が見つかり次第紹介するわね。期待しておいて」

「う、うん」

まあ、そんなすぐには見つからないだろう。

時間が経つにつれて、会員登録したことなんて忘れつつあった。












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