結婚から始めましょう。
「華子さん、木山さんと川崎さんですけど、カップリング成立です」

「よかったわね」

ご成婚の報告は、事務所内を明るくしてくれる。携わった私達も、幸せな気分になる。

「桃ちゃん、南田さんのところはどう?」

「先日紹介した吉沢さんと、もう一度お会いしたいそうです。吉沢さんの返事待ちです」

吉沢の反応も悪くなかった。
吉沢自身が共働きを希望しているし、純也としても、自分の仕事中に奥さんが何をしているかわかっていれば、不安も払拭されてよいかもしれない。

「あと報告することはあったかしら?」

各自、担当する方の資料を確認していく。

「あっ、そうだ!!もう一つ重大なことを忘れるとこだったわ」

華子の発言に、その他4人の視線が一斉に彼女に集中した。
華子はまるで〝とびっきりの報告があるの!!〟と言わんがばかりに、目を爛々と輝かせている。

「えっと、会員番号……なんとかかんとかの高橋さん!!」

それは誰のことだと、全員がキョトンとした。

「高橋桃香さんね。ぴったりの方が見つかったの!!」



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