触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
一線を越えました(完遂)。
タクシーはあっけなく、澪ちゃんのアパートの前に着いた。
二度目の部屋なのに、なぜか懐かしく感じる。
「はい、ミカさん、コート脱いで」
「あ、うん」
ハンガーを片手に持った澪ちゃんに、着ていたコートを手渡す。
ヨレヨレのニットワンピースを着ていたことを思い出した。
「可愛いですね、その服。似合う」
私が後悔していると、澪ちゃんがさらっと言った。
「私、シャワー入りたいんですけど、ミカさんどうしますか?」
「あ、借りてもいい?」
「酔ってないなら。あーでも危ないなぁ、一緒に入りますか?」
「そういうのいいから!」
くすくすと笑って澪ちゃんが寝室へ行ってしまった。
床に転がったクッションに座る。
前に勝手に見ようとして高い位置に置かれてしまった卒業アルバムが、元の位置に戻されていた。
見たかったけど澪ちゃんの嫌がることをして、せっかくの空気を壊したくない。
また澪ちゃんがこの前のような他人行儀になったら嫌だ。
二度目の部屋なのに、なぜか懐かしく感じる。
「はい、ミカさん、コート脱いで」
「あ、うん」
ハンガーを片手に持った澪ちゃんに、着ていたコートを手渡す。
ヨレヨレのニットワンピースを着ていたことを思い出した。
「可愛いですね、その服。似合う」
私が後悔していると、澪ちゃんがさらっと言った。
「私、シャワー入りたいんですけど、ミカさんどうしますか?」
「あ、借りてもいい?」
「酔ってないなら。あーでも危ないなぁ、一緒に入りますか?」
「そういうのいいから!」
くすくすと笑って澪ちゃんが寝室へ行ってしまった。
床に転がったクッションに座る。
前に勝手に見ようとして高い位置に置かれてしまった卒業アルバムが、元の位置に戻されていた。
見たかったけど澪ちゃんの嫌がることをして、せっかくの空気を壊したくない。
また澪ちゃんがこの前のような他人行儀になったら嫌だ。