触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
脱いだ服を持って、テレビの明かりだけが点いたリビングに戻る。
やっぱりというか、澪ちゃんは換気扇の下でビールを飲みながらタバコを吸っていた。
ドライヤーを使っているときにタバコの匂いがしたから、そうだと思った。
俯いている澪ちゃんは私に気づいていないようで、真面目な顔でときどき灰を落とす仕草にドキッとする。
前は言ってしまって変な空気になったけど、やっぱり男の人に見える……。
「ーーびっくりした! ミカさん、そんなとこに立ってないでよ!」
目が合って、澪ちゃんが飛び跳ねた。
白いマキシ丈のワンピースを着ているから、有名なおばけだと思われた。
私そこまで髪長くないけど。
「何飲みますか? 水? 炭酸水? お酒?」
前回と同じようなことを言って冷蔵庫を開ける澪ちゃんに、また前回と同じく水をもらう。
途中になっていた映画の続きを見るために、クッションを下に敷いて体育座りの格好でテレビの前に座った。
澪ちゃんは換気扇の下でゲームでもしているのか、タバコを吸いながらスマホをいじっている。
ときどき飲み終わったビール缶を潰して、捨てるついでに新しいビールを取りに行くというふうに、何回か冷蔵庫と換気扇の下を往復していた。
やっぱりというか、澪ちゃんは換気扇の下でビールを飲みながらタバコを吸っていた。
ドライヤーを使っているときにタバコの匂いがしたから、そうだと思った。
俯いている澪ちゃんは私に気づいていないようで、真面目な顔でときどき灰を落とす仕草にドキッとする。
前は言ってしまって変な空気になったけど、やっぱり男の人に見える……。
「ーーびっくりした! ミカさん、そんなとこに立ってないでよ!」
目が合って、澪ちゃんが飛び跳ねた。
白いマキシ丈のワンピースを着ているから、有名なおばけだと思われた。
私そこまで髪長くないけど。
「何飲みますか? 水? 炭酸水? お酒?」
前回と同じようなことを言って冷蔵庫を開ける澪ちゃんに、また前回と同じく水をもらう。
途中になっていた映画の続きを見るために、クッションを下に敷いて体育座りの格好でテレビの前に座った。
澪ちゃんは換気扇の下でゲームでもしているのか、タバコを吸いながらスマホをいじっている。
ときどき飲み終わったビール缶を潰して、捨てるついでに新しいビールを取りに行くというふうに、何回か冷蔵庫と換気扇の下を往復していた。