触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
「ミカは? 彼氏できた?
前、ちょっといいなって言ってた会社の人とはどうなったの?」
「あー……」
あゆちゃんの私に対する情報が、去年の夏で止まっている。
その「ちょっといいな」と思っていた人と付き合って別れて、今は違う人と付き合っていると伝えたらものすごい声の高さで笑いだした。
「あっはっは! やっぱりか!
なんかもうミカって高校のときからそうだったから!」
「ねー。あ、でも今の人はね、大丈夫かもしれない」
「触っても?」
「うん、あと、それ以上のこともできる」
たとえ同性でも、この手の話題は言っていて恥ずかしくなる。
あゆちゃんが驚いたように目を見開いた後、私の頭を撫でた。
「やったじゃん、よかったね」
「うん……」
頭を撫でられながら、ビールに口をつける。
明日の結婚式のために早く寝なきゃというあゆちゃんと、居酒屋を出る。
「今日はありがとうね、急だったのに」
「ううん、こちらこそ、久しぶりに会えて楽しかった」
「あたしも。じゃあまた会うときはいい話期待してるね」
「あゆちゃんもね」
「どうだか」
「またね」と言い合って、居酒屋の前で解散する。
そんなに飲んでいないはずなのに、足取りがふわふわする。
早く澪ちゃんに会いたい気持ちを抱えて、SARASAの方へ歩き出した。
前、ちょっといいなって言ってた会社の人とはどうなったの?」
「あー……」
あゆちゃんの私に対する情報が、去年の夏で止まっている。
その「ちょっといいな」と思っていた人と付き合って別れて、今は違う人と付き合っていると伝えたらものすごい声の高さで笑いだした。
「あっはっは! やっぱりか!
なんかもうミカって高校のときからそうだったから!」
「ねー。あ、でも今の人はね、大丈夫かもしれない」
「触っても?」
「うん、あと、それ以上のこともできる」
たとえ同性でも、この手の話題は言っていて恥ずかしくなる。
あゆちゃんが驚いたように目を見開いた後、私の頭を撫でた。
「やったじゃん、よかったね」
「うん……」
頭を撫でられながら、ビールに口をつける。
明日の結婚式のために早く寝なきゃというあゆちゃんと、居酒屋を出る。
「今日はありがとうね、急だったのに」
「ううん、こちらこそ、久しぶりに会えて楽しかった」
「あたしも。じゃあまた会うときはいい話期待してるね」
「あゆちゃんもね」
「どうだか」
「またね」と言い合って、居酒屋の前で解散する。
そんなに飲んでいないはずなのに、足取りがふわふわする。
早く澪ちゃんに会いたい気持ちを抱えて、SARASAの方へ歩き出した。