触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
「今日はすみませんでした……」

「んー?」

「飲みすぎて迷惑かけちゃった……」



水を飲みながら、今日の出来事を反省する。

迂闊に澪ちゃんと付き合っていることも言ってしまったし、他のお客さんに聞こえなかっただろうか。



「別にいいわよ、そんなの。むしろこちらの方が悪ふざけし過ぎたわ。ごめんなさいね」



珍しくサラサさんが素直に謝ってくれた。



水のおかわりをもらって、うつらうつらしながら澪ちゃんを待っていたら、2階の休憩所のドアが開く音がした。




「お待たせしましたー」



階段から降りてくる澪ちゃんを見て、持っていたグラスが指から滑り落ちる。




ーー髪が、短い。



高校の卒業アルバムと同じくらい、短い髪型になった澪ちゃんが目の前に現れた。




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