気まぐれな猫と俺様束縛系飼い主のちょっと危険で甘い生活
2-Bのクラスに入ると「おはよう」と声を掛け合う。

特定の仲の良い子はいないが、普通に皆とは会話している。

地味過ぎず、大人しすぎず、目立たなくて普通がここでのもっとうだ。

五時間目が過ぎた時、スマホにメールが入った。
「店に顔出せ。」
その内容に、フッと笑みが漏れた。

一日何事も無く授業を終える。
SHRが終わり、担任が教室から出て行くと鞄を持って足早に帰路につく。

学校から15分の私の住むマンションは所謂セレブマンションというもので
その18Fの2LDKが私の部屋。

仕事や株である程度の蓄えがあったので、セキュリティーを重視して
このマンションに決めた。

二部屋の内、一部屋はベットルームとクローゼット、もう一部屋はPCの
ある仕事部屋として使っている。

部屋に入ると、制服からルームウェアに着替え、軽くSNSやサイトの
チェック、依頼の処理などの仕事を軽く片付け時計を見れば、19:00

‟ そろそろ支度するかぁ”

シャワーを浴び、少しきつめのメイクにエメラルドグリーンのカラコン
アッシュグレイのショートカットのウィッグをつけ、黒のパーカーを
着ると鏡にウィンクをしてドアを開け、外に出た。

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