気まぐれな猫と俺様束縛系飼い主のちょっと危険で甘い生活
直ぐに、その後ろの男の蹴りが飛んできたところを、今度は右に避け
反撃しようとしたところで、背後から口元に布が押し当てられた。

振り向けば、不敵な笑みを浮かべる不破の姿

‟ カラス・・後はお願いね・・・。”

私の意識は、そこで途切れてしまった。


暗い繁華街側の脇道に、黒塗りのワゴン車が止まると数人の男達、そして
小柄な人影を抱えた男が乗り込むと車は静かに何処かへ走っていった。






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