気まぐれな猫と俺様束縛系飼い主のちょっと危険で甘い生活
「オイ!押さえろ!」大西の声に両側から身体が抑え込まれた。

「あ゛あ゛!ふざけんなよ!」
そう言うと、怒りで顔を赤くした大西が拳を振り下ろす。

何度か殴ったところで、今度は私の着ていたパーカーに手がかけられると
乱暴に脱がされた。

下着が露になると、大西は舌なめずりをしながら私の身体に指を這わせた。

ゾワゾワと不快感と恐怖感が初めて私を襲う。

‟ イヤ!蓮、助けて!”

その時、私の脳裏に浮かんだのは、何故か口角を上げて「またな」と言った
蓮の姿だった。



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