気まぐれな猫と俺様束縛系飼い主のちょっと危険で甘い生活
私は少しでも時間を稼ごうと口を開いた。

「何のためにこんなことを?」

「何のため?そんなの決まってるだろ、金だよ。
 クスリは簡単に金になる。
 ストレスやら遊び半分やら、きっかけは些細でも一度やれば抜けられない。
 現に、こいつらがそうだ。」

大西は、隣に立つ浜田と和田を見てニヤリとした。

「あんた達、浜田誠と和田慎吾。あんた達はそれでいいの?
 人生棒に振るわよ。」

「あ゛~、何でそれをお前みたいな奴に言われなきゃならないんだよ!
 CATだっけ?お前だって俺達と同じ高校生だろうが」

「・・・・・。」

「そうだ、CAT。お前、高校生だったらしいな。
 こいつらに今日のこと聞いてなかったら分からなかったぜ。」

大西がニヤニヤした笑みを浮かべて近づいて来る。

「CATは、女子校生だもんなぁ~。
 こんなくだらない話はやめて、どうせなら気持ち良い事でもしようか?」

そう言って、私の身体に触れる直前、動かせる足で蹴りを出せば、大西の
鳩尾に上手い事はいった。
が、すかさず横から不破の平手が私の頬に入る。

「チッ・・。」


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