気まぐれな猫と俺様束縛系飼い主のちょっと危険で甘い生活
そこまで聞いて、ハタと思う。
そして、気になった私は口を開いた。

「あの・・あの場に高校生が二人いたと思うんですが、どうなりました?」

「あぁ、居ましたね。あの高校生は、〇〇高校三年の浜田誠と和田慎吾。
 あの二人もあの場で警察に捕まっています。
 どうやら受験のストレスからクスリに手を出し、クスリを買う金欲しさに
 同じ塾を中心として売人にもなっていたようです。
 保護観察だけではすまないでしょうね。
 今日は学校にもたくさんの報道陣が押し寄せていますよ。」

「そうですか。」

全く馬鹿なマネをしたものだ。

一時の逃避のつもりが、人生を狂わす結果となってしまった。

クスリなどくだらない物に手をださなければ、特進クラスの彼等なら優秀な
成績で卒業し大学、そしてそれなりの仕事につけたものを・・・。

そんなことを考えていると組長さんが思いもよらぬ事を聞いてきた。

「ところで、CATは蓮と付き合ってるのか?」

「ハッ・・・エ・・その・・。」

「あぁ、俺の女だ。」

思いがけない問いにアタフタしていると、蓮のハッキリした声が聞こえた。

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