気まぐれな猫と俺様束縛系飼い主のちょっと危険で甘い生活
「そうか、そうだよなぁ。
 でなきゃ、関係ない大西の件について行ったりしないもんなぁ。」

組長や若頭はニヤニヤしながら面白い玩具でも見つけたような目で私と
蓮を見る。

「親父、今日からこいつと一緒に暮らす。
 危ない仕事なんてこいつに回すなよ。」

「ほぉ~、お前がねぇ~。分かった善処しよう。
 CAT、蓮の事頼んだぞ。」

「あ、はい。」

「じゃあ、話は終わりだろ、俺らは帰る。」

そう言うと、さっさと私の手を引いて座敷をでてしまった。

私は慌てながらも、どうにか座敷に残る人達に頭を下げると蓮に引きずられる
ようにしてその場を出たのだった。


車に戻ってからの私は少しイライラしていた、折角組長初め蓮の家族に紹介
され、取りあえず受け入れてもらえたのに、ちゃんと挨拶出来なかった。

こんな私でも、恋人の家族には良い印象をもってもらいたいのに・・・。

隣に座る肝心の蓮は、私の手を握ったまま何もしゃべらず無言。

全く何を考えているのか分からない。

私はイラつく気持ちを抑えるように窓から見える街並みを眺めていた。

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