気まぐれな猫と俺様束縛系飼い主のちょっと危険で甘い生活
普通の男ならここで鼻の下を伸ばして受け取るところだが、そこは私の
男、蓮は違った。

「あ゛!お前の名刺なんぞいらねえんだよ!
 さっきからベタベタ触りやがって、気持ち悪い。お前は痴女か!」

これ以上ないくらいにイヤそうな顔で言いきった。

すると、真っ赤な顔で悔しそうに唇を噛む華恋さん。

華恋さんのヘルプについた子達もオロオロするし、場の雰囲気は最悪だったが
やはり蓮は違った。

「お前、名前は?」と、私に聞いて来た。

「エッ、ま、真美で~す。」

「へえ~、いくつなんだ?」

「えっと、二十歳で~す。」

「へえ~、お前気に入ったわ。」

ニヤッと口角を上げる蓮に私は何とも言えない気持ちになる。

すると、耳元に唇を寄せると「お前、帰ったらお仕置きな。」と囁かれる。

バ、バレてんじゃん!?

こいつには私の変装は効果ないのか?一瞬でバレるとは・・・。

そんなイチャイチャする私達の向こうから殺気交じりの鋭い視線。

華恋さんが、恐ろしい形相で睨んでらっしゃる。

あ~、めんどくさい!思わず蓮に怒りの視線を送るも軽くスルーして

「真美は可愛いなあ。今度、俺が指名してやるよ。」

なんて、更に華恋さんの怒りを煽りやがった。

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