気まぐれな猫と俺様束縛系飼い主のちょっと危険で甘い生活
こいつ!分かってて態とやってるな。腹立つー!

思わず蓮の耳元で「他の女に触らせたから、バツとして一週間の禁欲!」
と囁くと、鋭い視線で睨まれたがヘラっと笑って返してやった。

それからは、お手洗いからもどってきた鳥越社長を中心に悪夢のような宴
は一時間程続きお開きとなった。

店の出入り口でお見送りをすると、さっきまでの私達の態度から何かを
察知したらしい彩香が声を低くして話す。

「ねえ、大丈夫なの?あれって、玲だってバレてたよね?」

私と蓮の事を静香さんから聞いていたであろう彩香は心配そうにするが

「まぁ、何とかなるでしょ。大丈夫だよ。」
と、苦笑いで返しておいた。

それからは、いつも通りで営業終了。

更衣室で着替えをしていると「真美さん、ちょっといいかしら。」
高圧的な声が後ろからかけられた。

あ~、やっぱりきたか・・・予想していたとはいえ、面倒くさいことこの上
ない。

心の声が顔に出ていたのか、華恋さんの顔は般若のようだ。

「あ~、何でしょうか?」

「何って、さっきのVIPでの黒瀬様のことよ。
 私が先に目をつけていたのよ。
 横取りするなんて、どういうつもり。」

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