青いスクラブの王子様。~私が惚れたのは、一等級の外科医だった件~
一生の不覚…。王子の前でなんて恥ずかしいことを……!!
「で、最近何食ってた?」
一人で落ち込んでいると、話しが元に戻った。
「…えーと、コンビニのお弁当とか…おにぎりとか…あとはゼリーとかですかね…」
我ながら酷いラインナップだと乾いた笑みをこぼすと、テンちゃんは冗談じゃないといった目付きで私を見下ろしている。
うぅ。また恥ずかしいこと知られちゃった…。ここは、嘘でも冗談でも、毎日自炊してます!とか言っとけば良かった…。
どんどんテンちゃんの私の印象が悪くなっている気がする…。
何かもっと良い印象を与えられることはないかと考えあぐねていると、突然、テンちゃんが声を上げた。