青いスクラブの王子様。~私が惚れたのは、一等級の外科医だった件~



「………言っとくけど、俺結構権力持ってるんだからな。お前の会社の上司くらい、どうにでもできるんだよ」

「え、でもうちの会社と病院って、なんの関係があるんですか?」


とうとうテンちゃんは〝お前の会社の上司〟とこぼしたけど、突っ込むところはそこではない。

どうして、食品サンプル工場の事務とエンジェルウィング病院が関係するというのか。


「タカノミヤの社長、俺の兄貴。父親は会長。そこに入ってる飲食店の食品サンプル、お前の会社のだよ」

「………」

「だから、浪川なんてどこにでも飛ばせる」


ついに〝浪川〟部長の名前まで出てきた。
うーん。ということは?テンちゃん、ただの五手の神器じゃなくて、御曹司?

さらにハイスペックになったぞ。

ていうか、ベリーヒルズビレッジのショッピングモールタカノミヤの食品サンプルがうちのだなんて、知らなかった。
いくら事務でも、これ知らないのってどうなの?
結構すごくない?うちの会社。


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