青いスクラブの王子様。~私が惚れたのは、一等級の外科医だった件~


マンションまで迎えに来てくれたテンちゃんは、いつにも増して着飾っていた。

昨日追記で、『結婚を前提に付き合っている人がいると勢いで言ってしまった。明日はその彼女を紹介するっていう提です。なので恐らく高級料亭かどっかを予約したと思われます。ちなみに相手は父と母です。すみません、どうかよろしくお願い致します』と、途中から敬語のお堅いメッセージがきた。

予想的中、お相手はテンちゃんのご両親、接待場所は高級料亭。

これは、私の身につけたものを全面的に発揮する機会だ。

本当に、こんなに両親に感謝したのは初めてかもしれない。

お父様が予約してくださった料亭をネットで調べ、雰囲気をリサーチ。

結果、ピンクベージュの膝丈スカートに白のパンプス、髪はハーフアップにした。

本当に結婚の挨拶を行く気で準備をしたので、余程のヘマをしなければ大丈夫…だと思いたい。


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