終わりから始まる恋
俺と花守はそれはそれは順調に交際が続いていた。
だが、しかし!まだ恋人らしい事は出来ていないのだ!いや、ヤることはやってるけど、そうじゃなくて、で、で、で、デートをしてないじゃないか。頑張れ俺!誘うんだ俺!!!
「そ、そのさ、ケーキ?でも食べにいかねぇ??有名な所があるらしくてよ」
俺は照れを隠すように鼻を掻きながら尋ねた。
「それはデートのお誘いかしら?」
花守はクスクスと笑いながら尋ね返した。
「いや、デートじゃなっ、いやその…デートといえば……」
俺の煮え切らない返答を遮って
「でも、無理して行かなくてもいいのよ?いつも合わせてもらってるし…」
花守は少し眉毛を下げた。
「す、好きだから!行きてぇーんだろ」
よし!ちゃんと言えたぞ!
花守は一瞬、驚いた表情を見せたがすぐに元に戻り
「そんなに甘い物が好きなのね。早く行かないと並んでしまうわ。」
と鞄に荷物を詰め始めた。
「いや、俺が言った好きってゆーのは…」
「ほら、早くいくよ!」
花守は俺の話に耳を貸さず、腕をぐいぐい引っ張って外に連れ出した。
だが、しかし!まだ恋人らしい事は出来ていないのだ!いや、ヤることはやってるけど、そうじゃなくて、で、で、で、デートをしてないじゃないか。頑張れ俺!誘うんだ俺!!!
「そ、そのさ、ケーキ?でも食べにいかねぇ??有名な所があるらしくてよ」
俺は照れを隠すように鼻を掻きながら尋ねた。
「それはデートのお誘いかしら?」
花守はクスクスと笑いながら尋ね返した。
「いや、デートじゃなっ、いやその…デートといえば……」
俺の煮え切らない返答を遮って
「でも、無理して行かなくてもいいのよ?いつも合わせてもらってるし…」
花守は少し眉毛を下げた。
「す、好きだから!行きてぇーんだろ」
よし!ちゃんと言えたぞ!
花守は一瞬、驚いた表情を見せたがすぐに元に戻り
「そんなに甘い物が好きなのね。早く行かないと並んでしまうわ。」
と鞄に荷物を詰め始めた。
「いや、俺が言った好きってゆーのは…」
「ほら、早くいくよ!」
花守は俺の話に耳を貸さず、腕をぐいぐい引っ張って外に連れ出した。