終わりから始まる恋
あれから数日たった。
俺のスマホが鳴る。
海斗から連絡だ。
(あれから花守とどうなった?話聞かせろよ!)
(会った時に話す。いつ空いてる?)
(今週の金曜の夜なら🙆‍♀️)
(了解!)
軽い連絡を取り、俺は眠りについた。

金曜の夜、待ち合わせの場所に行くと海斗が待っていた。
「へぇー珍しい!今日は遅刻しねぇーんだな」
海斗は遅刻常習犯なのだ。
「お前らの話し早く聞きたくってよ笑」
そんな軽口を叩きながらいつも行っている居酒屋に入る。

店に入り、あの日の事の顛末を話した。

「結局丸く収まったのかー!上手くいかなかったら俺が頂こうと思ってたのにな!美人だし」
そう冗談を言いながら海斗は笑った。

「やらねぇーよ!お、俺のだし…」
「へぇー、随分お熱の様で」
海斗はニヤニヤ笑っている。
「料理とか掃除とか、俺に笑って欲しくてだって?んなもん可愛いに決まってるだろおおおお!」
俺は両手で顔を覆いながら勢いよく言う。
「くっついたらくっついたらでお前うざいな笑」
海斗は呆れながら笑っていた。

♪〜♪〜♪〜
携帯が鳴る。

「悪りぃ、花守からだ」
携帯を開くと今から家に向かっていいかと連絡が入っていた。
「ふーん、なんて??」
「今から家に来ていいかって」
「おー!!じゃあ、今からここに呼ぼうぜ!高校の時一緒だったし知らねぇ仲じゃないだろ?」
そう海斗の提案で3人で飲む事になった。
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