会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】

それが今や、誰に対しても敬語でお淑やか、笑い方さえ気品あふれる大和撫子と、二年の男子では評判になるような子だ。

女子の間での受けは、好かれるとその反対に結構分かれているみたいだ。

さっきのはこーちゃんに反感持っているタイプだったんだろう。

「緒方くん、その裏生徒会っていつから存在するんですか?」

「え? 存在?」

こーちゃんの質問に、幹がきょとんとした。

「うちの学生でいるのは三年間だけですよね? 卒業しても母校の情報を得ることは出来るでしょうけど、さすがにリアルタイムの学内のカップルや、入れ替わりのある教師の誕生日まで把握するのは在校生でないと無理ですよね? 現に、さっきの今で私と会長の誤報も流れているようですし。今年からなら一年生の可能性が、去年からなら現在二年生、二年前からなら三年生の可能性が、必然的に高くなるんじゃないかな、と」

……確かに。哀淋の騒ぎに気を取られていて、そこまで考えついてなかった。

「厄介なのは、学年をまたいだ複数人であることでしょうか。仮にですが、全学年に一人ずついたとしたら、世代交代をしてずっと続いているわけですから、こちらの生徒会に入れるのは難しくなるかと……。自分たちが裏生徒会を繋いで守って来た、みたいな感情を持っている可能性もありますし」

「「「………」」」

よくこの短時間でそこまで考えたな……。

人を蹴落とすことが趣味だったこーちゃんだからこそ、瞬時に弱点を探すのはお手の物ってことか?

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