会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】
嫌そうな顔をするこーちゃんに、哀淋が目を見開いた。
「えっ、本気で生徒会入る気なかったの? じゃあなんで手伝いしてくれてるの?」
「会長に脅されていたからです」
「……あ?」
「……どういうことです? 会長?」
最初の低い声は哀淋で、続く幹は俺を犯罪者のような目で見て来る……。
哀淋の目が、今まで俺の知っていた哀淋と違い過ぎて……腐女子とバレたことで何かのリミッターが外れてしまったのだろうか……。
けどよ。こ、の、タ、イ、ミ、ン、グ、で、バラすか性悪弟!
「脅されたネタについては私の個人的な理由で言えませんが、会長は昔なじみだった私を、昔のことをネタに脅して生徒会室へ連れ込んだのです」
おい。言い方。
「卑猥! 不埒者がいるわ!」
哀淋が、こーちゃんをかばうようにがばりと横から抱き付いた。
「いや、それかなり蔦子姉ちゃんが言えないセリフなんだけど……」
「幹は私より朝宮の味方なの⁉」
「……蔦子姉ちゃんの味方です」