会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】
幹はそう言わざるを得ない何かがあるように、観念した様子でそう答えた。
……こいつらもいわゆる幼馴染だろ? なんか面倒な関係なのかな? そしてこーちゃんの嫌がらせの仕方よ……。
ただ、脅したのは本当だから完全否定も出来ないんだよなあ。
卑猥なことや不埒なことはしてないけど。
「なあ、九条先生呼んできていい? なんかこのメンツだと脱線しかしなくて話が進まない……」
生徒会顧問の九条刻保(くじょう ときやす)先生は、年齢不詳なイケメンだ。
十年以上前から久遠学園にいるのは確実なのに、見た目はどう見ても二十代前半。
下手したら学生に見える。
若作りとかはわからないけど、たぶん天然で美形なんだろう。
当然のごとく女子、女性教師人気は最強。
物腰穏やかだけど、凛然としている人だ。
現生徒会がイケメン集団と評していただいているようだけど、十割が九条先生のおかげな気がする。
生徒会の進行については俺たち生徒の完全に任せる形で、こちらが意見を求めたときだけ回答をくれる。
教師に許可がいるものは自分たちで頼め、という態度を貫いているけれど、こっそり口添えしてくれていることを生徒会役員は知っているという、ちょっと隙もある先生。
さっきから何回脱線してんだよ……と思う会話の内容なので、先生に助けを求めたい所存。
「九条先生と朝宮か……」
「おいコラそこ。また腐った考えしてんじゃねーだろうな?」