会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】

「なあ幹……俺、会長辞めていいかな……」

「ダメっしょ」

「だよな……」

けど俺……この生徒会を率いていける気がしなくなったよ……この十分くらいで……。

「会長、いいですよ。会長辞めて」

そんな言葉をかけてきたのは何故かこーちゃんだった。

のろのろと気力のない顔をあげると、こーちゃんはそれこそ大和撫子と言われるような穏やかな微笑を見せていた。

え、まさかこーちゃん、ここにきて優しさを発揮出来る子に育って――

「会長が生徒会辞めたら私も辞める理由が出来ますから」

「私利私欲!」

そうだよ! こーちゃんに優しさ求めた俺のバカ! こーちゃんはこういう子でした! 物言いがやわらかくなっただけで!

「蘭、朝宮は生徒会辞めるとは言ってないわよ。会長辞めるとだけ」

「あ、そういえば」

……哀淋ももう蒸し返さなくていいよ……俺が傷つくだけだから……。

「でも会長、責任感あるのはいいですけど、心やられたら大変ですからそこは自分をとってもいいと思いますよ? 自分大事にして悪いことないですから。本気でお疲れなら」

……こーちゃん……?

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