会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】
「こーちゃん……? どうした。こーちゃんが嬉しいこと言ってくれるとか、どうせそのあとに俺を貶めること言うんだろ」
組んだ指辺りで口元を隠してじとっとした目で言うと、こーちゃんはびくっとした。
「え、なんでそんな疑われてるんですか私。別に続く言葉もありませんよ。普通に会長の心配しただけですよ」
心配? こーちゃんが? 俺の?
「ありえん! こーちゃんと言えば俺に迷惑面倒をかけてそれでもなお暴れ続ける転がる玉転がしみたいなこーちゃんだ。このままで終わるわけがない」
それが俺とこーちゃんの関係だったんだ。
断言すると、幹と哀淋が憐れむような眼差しを向けて来た。
「会長、よくそんな奴と仲良しでしたね……。蘭丸そんな性格だったの?」
「朝宮をここまで動揺させるってすごいわね、蘭……。昔はそんな困った子だったの?」
あ、しまった。性格雑なのを隠しているこーちゃんだったんだっけ。
俺がばらしちゃったらそれこそ閻魔王のような裁きを受けてしまうかもしれ――
「単純に心配から言ったことをそこまで疑われるとちょっと傷つきます……」
傷つく? こーちゃんが?
「ごめんこーちゃん! 撤回! 今言ったのなし! 全部なし!」