Sweet break Ⅳ
『私は、関君たちみたいに、何かに特化してデキルわけじゃないし、表立って会社の業績を上げるようなことはできないけど、こうやっていろんな人の隙間仕事を代わりにできれば、その分その人たちの仕事の業務効率も実働時間も増える訳だし…間接的にだけど、こんな自分でも、ちゃんと貢献出来てるんじゃないかって思うんだ…これって、ポジティブ過ぎるかな?』

隣の未来君を見れば、何故か驚くほどキラキラとした純粋な眼差しで、こちらを見てる。

『未来君?どうしたの?』
『…いえ、ちょっと感動しました』
『感動って…大げさな』
『いやマジで目から鱗って、このことっすね!俺…いや僕、ちょっと庶務係の仕事、舐めていたかもしれません。でも、朱音さんの言う通りですね、ある種こうして陰ながら会社全体をサポートをできるって、凄いことです』
『…会社全体って、またオーバーだけどね。でもそう考えたら、結構やる気出るでしょ』
『ですね!』

未来君は、太陽のような笑顔を見せる。

『あ、ちなみに、もっとやる気出る話あるんだけど…』
『何です?』
『今の副社長、庶務係の平社員がスタートって話』
『マジっすか!?』
『やる気出たでしょ?』
『俄然出ましたね』

自分より頭1個分くらい高い未来君は、にやりと笑い、分かりやすくガッツポーズをとってみせた。
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