Sweet break Ⅳ
『関さん、いつも言ってます。自分達が仕事に専念できるのも、倉沢さん達のおかげだって。庶務の方が、いろいろやってくださるから、自分達の仕事が円滑に廻るんだって』
『関君が?』
『はい。だから、助けられることが無いなんてとんでもない誤解です。常に助けられているのは、むしろ私たちの方なんですから』
キッパリと口にする落合さんの言葉は、迷いも淀みも無く、それは気遣って嘘を言っているようでもなかった。
まさか関君に、そんな風に思ってもらえていたなんて、今まで考えてもみなかったことだ。
『それに関さん、庶務の仕事は一見誰でも出来そうで、誰にでもできるわけじゃないって言ってました。特に倉沢さんのことは…』
『わっ、私!?』
『はい。倉沢さんの丁寧なお客様対応はもちろん、誰にでも気遣えて上下関係なく気さくに話しかけられる雰囲気を保てるって、凄いことだって。…そういうところ、私は苦手なので見習うようにと』
あまりに想定外だった関君の賛辞の内容に、どうにも背中がむず痒くなる。
『あ、それと倉沢さんの電話の応対とか、メモの取り方なんかも見習うようにって…』
『ちょ、ちょっと待って。落合さん』
『はい?』
『もう…それ以上は良いから』
『でも本当ですよ?関さんいつも倉沢さんのこと…』
『うん、それは充分わかったから…っていうか、ちょっとね、こういうのって…』
初めて聞く関君の自分に対する高評価に、思わず熱を帯びる頬を押させて、嬉しさと照れくささとが入り混じって、思わず泣きそうになるのを必死に堪える。
『関君が?』
『はい。だから、助けられることが無いなんてとんでもない誤解です。常に助けられているのは、むしろ私たちの方なんですから』
キッパリと口にする落合さんの言葉は、迷いも淀みも無く、それは気遣って嘘を言っているようでもなかった。
まさか関君に、そんな風に思ってもらえていたなんて、今まで考えてもみなかったことだ。
『それに関さん、庶務の仕事は一見誰でも出来そうで、誰にでもできるわけじゃないって言ってました。特に倉沢さんのことは…』
『わっ、私!?』
『はい。倉沢さんの丁寧なお客様対応はもちろん、誰にでも気遣えて上下関係なく気さくに話しかけられる雰囲気を保てるって、凄いことだって。…そういうところ、私は苦手なので見習うようにと』
あまりに想定外だった関君の賛辞の内容に、どうにも背中がむず痒くなる。
『あ、それと倉沢さんの電話の応対とか、メモの取り方なんかも見習うようにって…』
『ちょ、ちょっと待って。落合さん』
『はい?』
『もう…それ以上は良いから』
『でも本当ですよ?関さんいつも倉沢さんのこと…』
『うん、それは充分わかったから…っていうか、ちょっとね、こういうのって…』
初めて聞く関君の自分に対する高評価に、思わず熱を帯びる頬を押させて、嬉しさと照れくささとが入り混じって、思わず泣きそうになるのを必死に堪える。